家庭用低温調理の決定版 BONIQ2.0
BONIQは、2017年4月のクラウドファンディングサイトでの発売、同じ年の11月に一般発売が始まると、クチコミで人気が広がった家庭用の低温調理器。日本の株式会社葉山社中が企画・製造している商品です。(原産国は中国)
BONIQ2.0はプロ仕様のハイエンドモデルBONIQ Proをベースに、家庭用としてはオーバースペックとなる消費電力(1200W→1000W)とアルミボディを見直してコストダウンを実現したモデル。
BONIQ Proをベースに開発した事で、初代BONIQより大幅にバージョンアップしています。
BONIQ2.0の特徴
ハイパワー
初代BONIQと比較して設定温度到達までの時間が25%短縮!!
12Lのコンテナも十分早く温めることができるができるハイパワー。高タンパク食を手軽に沢山作ることが出来ます。
小型軽量化
高さ 315mm / 直径 53mm / 重さ 1kgのスリムボディ。
写真:初代 BONIQ/BONIQ 2.0
小型で手軽に持ち運べるサイズで、友人宅でのホームパーティーやバーベキューなど、様々な場所で楽しむことが出来ます。
防水仕様
完全防水で丸洗いが可能です。調理中に汚れても、洗剤を使用し丸洗いできるので、清潔にお使い頂けます。
デザイン性
BONIQ Proは【アルミボディ外装】を採用しておりますが、外装を【プラスチック樹脂】にする事でコストを見直し、よりリーズナブルな価格に。
もちろんコストは抑えても見た目や質感には徹底的にこだわり、アルミの表面の様なマットで微細なシボ感をプラスチック成形の金型で再現。プラスチック製品の安っぽさは一切感じず、マットでミニマルな質感。
キッチンインテリアも食も、こだわる方に満足頂けるデザイン性です。
Wifi連携
オリジナルアプリとのWifi接続で、調理中に温度を低くするといった操作や、帰宅前に水温だけ上げてすぐに調理開始するといった操作が外出先からも可能に。
また、最初の45分は80℃で次の15分は90℃で加熱といった細かい設定も可能になります。
そもそも、低温調理とは
「低温調理」とは、下処理をした食材を密閉袋に入れて真空状態にし、6、70℃など比較的低温で温度を保ちながら、湯煎加熱して火を通すという調理法。
一般的な調理方法よりも、基準が明確で、再現性の高いのが低温調理最大のメリット。レシピ通りに作業を行えば、レストランの味が、家庭で、失敗なく再現出来てしまうわけです。
BONIQで低温調理 6つのポイント
低温での加熱のため、適当にやってしまうと食中毒の可能性があります!以下のポイントをしっかり守って調理して下さい。
1.清潔な道具を使う。
2.新鮮な食材を使う。
3.清潔に調理を行う。
1~3は通常の調理の基本。清潔な手と道具、そして新鮮な食材で調理を行って下さい。
冷蔵庫から出した食材を放置したり、調理中汚れた手で食材に触れたりは✕。特に肉や魚などの下処理の際には、調理用ビニール手袋を着用されることをおすすめします。
4.食肉・生食用でない魚の場合、「低温調理 加熱時間基準表」のBONIQ設定温度・時間を守る 。
BONIQのレシピサイトに「低温調理 加熱時間基準表」が掲載されています。
「低温調理 加熱時間基準表」は「牛・ラム」「鶏肉」において国際安全基準(細菌を100万分の1にするレベル)、「豚肉」においては厚生労働省の「加熱食肉製品」の基準を元に、BONIQ設定温度に対する設定時間を算出したものです。 その設定時間は単に食肉・生食用でない魚が狙った芯温に達する時間ではなく、安全レベルまで加熱殺菌が行える時間を加えています。
5.正しい方法で加熱を行う。
食材を入れるバックが破損していたり、食材を入れ過ぎてしまったり、加熱時間が足りなかったりすると、うまく仕上がらないだけでなく、食中毒の危険もあります。
まずはBONIQのレシピサイトに掲載のある料理で、使い方を覚えておきましょう!
6.調理後、保存する場合は急冷する。
低温調理後にすぐ食べない場合や冷製の場合は氷水で急冷します。食材を完全に氷水の中に沈めて冷却します。完全に冷えてから冷蔵または冷凍保存してください。 常温で放置したり、熱いまま冷蔵や冷凍したりしないでください(庫内温度が上昇して周りの食材が傷みます)。 調理後に塩を入れてなじませる場合は、常温放置時間は1時間以内で行って下さい。
BONIQ2.0を使い心地を試してみました
ローストビーフ
【材料】(2-3人分)
・牛もも肉 ブロック/塊肉 250g(一番厚みのある箇所で4.5cm)
・塩、こしょう 適量
・オリーブオイル 大さじ1
・ローリエ 1枚
※ソースはお好みでご用意下さい。
1.BONIQをセット。
・食材全体がきちんと湯せんに浸かるよう、十分な水量を用意する。
・ホルダーを鍋の側面にセット。
今回は容量6.5LのWMF フュージョンテック ミネラル ハイキャセロール24cm ローズクオーツ にセットしました。
・水またはお湯の量が下限水位~上限水位目安の間になっているか確認。
加減水位を下回ると警告音がなり、エラーとなります。
・コードを電源に差し込み、スタートボタンを押す。
・両サイドの+-ボタンで温度を60℃に設定。
・温度I時間設定ボタンを押し、+-ボタンで時間を3:30(3時間30分)に設定し、スタートボタンを押すと水の加熱がスタートします。
2.牛もも肉の下準備
・牛ももに塩・こしょうをする。
・フライパンにオリーブオイルを熱し、強火で牛もも肉の表面をこんがり焼いていきます(中は生)。
・表面を焼いた肉とローリエをフリーザーバッグに入れます。
4.設定温度に達し、タイマーが鳴ったら、食材が入ったバックをゆっくりと沈めます。
・水に沈めながら、しっかりと空気を抜いて密閉します。
熱を伝えにくい空気の層が入ると、加熱不足の原因となってしまいます!
5.加熱中にお好みのソースを準備しておきましょう。
6.仕上げ
・設定時間終了タイマーが鳴ったら出来上がり。
・フリーザーバッグを鍋から取り出し、肉をスライス。
お好みのソースをかけて出来上がり。
BONIQ2.0で低温調理を試してみて
ローストビーフを自宅で作る時に、1番悩ましいのが火入れを確認する作業。(もういいかな?もう少しかな?)と良きタイミングがイマイチ分からないこと、ないですか?
BONIQを使ったら、何も悩むことなく、柔らかくてジューシーなローストビーフを作る事に成功しました。簡単!そして確実!確かにレシピの再現性は高いです。
イベントや来客時、「確実に美味しくできる」というのはとても嬉しい!相手が「美味しい」と言ってくれるまでの(どうかな?)という不安がないです(笑)
低温調理になれてきたら、レシピを自分好みに調整していくことも可能です。
温度は0.5度ごと、時間は1分ごとに調整できるので、少しずつ好みの出来上がりへ微調整を楽しめます。実験みたいでワクワクしますね。
低温調理 BONIQ2.0
こんな方におすすめです!
●とにかくレシピ通り美味しく料理を再現したい方
失敗しがちな火入れの温度・時間管理をBONIQが管理してくれるので、レシピ通りに行えば、必ず美味しい料理ができあがります。
BONIQのレシピサイトには肉だけではなく、魚、野菜、醗酵食品など300を超えるレシピが。「史上最強に柔らかい蒸し鶏」や「【飲めるサーモン】低温調理で“生を超える”やわらかさ!!シェフのみそ漬け」など、興味をそそるレシピがたくさん掲載されています!
●手間をかけずに美味しい料理を作りたい方
低温で時間をかかけて熱を加えるので、手間のかかった料理のように思えますが、ガスやIHでの加熱とは違い、加熱中は放ったらかし調理。待っている間に別の料理を作ったり、他の家事を行ったりと、意外と手間はかかりません。
●健康意識の高い方、食事に気を使っている方
低カロリー・高タンパク質の肉が美味しく、手軽に食べられます。美味しければ、飽きずに続けられますね。
●料理は科学だ!というこだわり派
調理科学という言葉、たまに耳にしますよね、「人間が美味しいと感じる塩分は0.3~1%」などなどの「美味しい」を生む論理。そんな正確に美味しい料理を突き詰めたい!という方には、0.5℃、1分~火入れの設定を調整し、美味しさを追求できるBONIQはもってこいです。
料理というか…実験的な感じがするので、男性は特に好きそう。こだわり派の男性へのギフトにもおすすめです。
撮影を行いながら、また欲しくなってきてしまいました。。。ずぼら主婦の私は「ちょっとの手間で、確実に美味しいものができる」ところに1番惹かれています。さらに「家でレストランの味」「低カロリーなのに美味しい」。欲しくなるばかりです。
「BONIQ購入」は我が家の家族会議の議題となりそうです!