はじめに
毎日忙しい、でも食事はできるだけ美味しいものを食べたい そして栄養も気になる、そんな風に思っている方たくさんいらっしゃると思います。
そんな願いを無理ない範囲でかなえようとすると、やはり休日の時間がある時に「作り置き」が必要です。
作り置き・・・
正直なところ面倒な時もありますが、でも、やるからには少しでも楽に楽しくやりたいですよね。
そんな方々へ、キッチン用品の専門商社ワイ・ヨットで長年働き、毎日できるだけおいしいものを食べたいと願っているわたくしmoritaが作り置きに欠かせないお薦めの道具とその理由をご紹介いたします。
ストレスが減って、やる気がでる。そんなキッチンアイテムを選びたい
作り置きに必要なアイテム、いろいろある中でも最も大事なのは、あたりまえですが「保存容器」。
世の中には安いものから高いものまで、本当にたくさんの保存容器が販売されていますが、保存容器って一度揃えるとなかなか買い換えない(買い換えられない?)ものですよね。(なかなか壊れませんし)
だから、私は最初からある程度「質の良い」「長く販売されている」ものを「同シリーズ」で揃えるのをお勧めしたいです。
「質の良い保存容器」はある程度数を揃えたいので、一気に購入すると出費は痛いですが、思い切って「これっ!」というものを揃えたほうが良いです。ストレスが減ってやる気が出ます。収納するときも同じシリーズの場合おさまりがいいですし、長く販売されている定番品だったら長い台所生活の中で後で買い足しもできます。
選ぶとき気を付けるポイントはここ!
たくさんある保存容器、何を選んでいいかわからない、という声もお聞きします。私の経験上、選ぶときに気を付けるのはここなんじゃないか?という7つのポイントを挙げたいと思います。
- 洗いやすさ
- 臭いうつり、臭い残り
- 重量
- 電子レンジで使えるか
- 料理の持ち、おいしさ
- 収納
- 大きさ
1.洗いやすさ
食べて、洗って、しまって、また出して作ったものを入れて。作り置きを保存する容器の中身の入れ替えはそれは激しいもの。
その都度洗うわけですから、さっと汚れが落ちてつるつるときれいに洗えることはとても重要。
毎日のちょっとしたストレスだけど、積み重なると意外と大きいですよ。
2.臭いうつり、臭い残り
いろいろな種類のお料理を入れるので、容器に前の料理の臭いが残っているのはつらい。
臭いができるだけ残らないほうがうれしいです。これも細かいことですがクリアできるとストレスが減ります。
3.電子レンジで使えるか
そのまま電子レンジで温めたり、調理したりできるとやはり便利。
電子レンジ調理をしてそのまま保存したり、作り置き料理をそのまま温めてテーブルに出したり、といったことをしたい場合は重要ポイントです。
4.重量
毎日扱うものなので、持ちやすさに直結する重さ、軽さは重要です。料理を入れる、フタをする、冷蔵庫に入れる、そこから盛り付ける、洗う、あまりに重いとやりにくいですよね。(そして年齢を重ねると「重いか軽いか問題」はもっと重要ポイントになります。)
5.料理の持ち、おいしさ
毎日冷蔵庫の管理をしていると、入れる保存容器の素材によって料理や素材のおいしく食べられる期間は変わってくるな、というのを感じます。
保存容器の素材と食材の相性などもあるとは思うし、いくぶん気分的なところもあるかもしれないのですが、できるだけおいしく気持ちよく食べることを重視するなら、気にしたいポイントです。
6.収納
たくさんの作り置きをしたい場合は、冷蔵庫に入れる場合も空の容器をストックの場合も、できるだけデッドスペースをつくらないほうがいいですよね。
その場合、四角い保存容器を選べばすっきり収納できます。また、同シリーズできちっと重ねられると整理整頓も楽々。
7.大きさ
大きさについては、ご家族の人数や食の好みなどで必要なものは変わりますので、まずは同じシリーズのいろいろなサイズを少量ずつ買ってみて、使い勝手の良いサイズを買い足すのはいかがでしょうか?
よく使うサイズの保存容器がある程度充分な数揃っていると、たくさん作り置き料理を作っても余裕がある気持ちで行動できます。
一方、勢いで「いるかな?」と思って適当に買ってしまった大きさの保存容器は、結局あまり使わず、収納スペースの無駄になるので注意が必要です。(意外とやってしまいがちです。)
お薦めポイントを素材別に見てみると
作り置き用保存容器について、素材別にメリット、デメリットを書き出してみました。
洗いやすさ | 臭いうつり、臭い残り | 電子レンジに使えるか※ | 重量 | 料理の持ち、おいしさ | |
ガラス | 〇 | 〇 | △ | △ | 〇 |
ホーロー | 〇 | 〇 | × | △ | 〇 |
プラスチック | △ | × | △ | 〇 | △ |
私は3種類の素材全て使ってるのですが、どの素材もそれぞれいいところ、ちょっと残念なところがあります。
こうやって書き出してみても、作り置き料理の内容によって素材を使い分けるのがいいな、と改めて感じます。
素材別 作り置きに便利なお薦め保存容器
では、具体的に私が毎日使っているお薦めの保存容器を素材別にご紹介いたします。それぞれいいところ、弱点となるところがありますが、どれも質がよくて使い勝手がよいアイテム。
どこを重視するかで選ぶものは変わってくると思いますけど、以下の商品はどれを選んでも間違いないと思います。
■お薦めガラス製保存容器
iwaki パック&レンジ
丈夫な耐熱ガラス製にプラスチックの蓋がついています。蓋をしたまま電子レンジ使用可能。ガラス製なのできれいに洗えて臭いうつりもなく快適に使えます。
サイズ違いで重ねることもでき、収納面もばっちり。ちょっと重いですが、そのデメリットを上回るメリットの多さです。
iwaki パック&レンジ
■おすすめホーロー製保存容器
野田琺瑯ホワイトシリーズ
ホーロー製の四角い容器。柔らかいプラスチックの蓋がついています。ホーローは本体が金属で、その表面にガラス質の釉薬を焼き付けることでできていますが、本体が金属なので早く良く冷え、保冷効果も大きいのが利点。酸や塩分にも強いのでお料理の味を変えずおいしく保存できる気がします。
電子レンジには使えませんが、おいしく少しでも長く保存したい場合は一番向いていると思います。重ねて収納もできて美しいのもうれしい。
野田琺瑯ホワイトシリーズ
365methodsホーローオーブンディッシュ
オーブンディッシュという名前ですが、プラスチックの蓋がついているので保存容器としても優秀なアイテム。
取っ手がついているので、より食器的にも使いやすく、「あとは焼くだけ!」のような作り置き料理に特に向いています。
365methodsホーローオーブンディッシュ
■おすすめプラスチック製保存容器
ダロプラストシリーズ
電子レンジもOKな、北欧ダロプラスト社のプラスチック製の保存容器。
良いのはなんといっても軽いこと。そしてきれいに重ねられてデッドスペースが出にくいところ。
油分が多いお料理等は若干洗いにくいですが、サラダや下ごしらえした野菜(料理の前段階作り置き)を入れるのにとてもいいです。
ダロプラストシリーズ
納得のいく保存容器を選んで「作り置き」を楽しく!
自分にあった質の良い保存容器を選んで、ストレスなくおいしい作り置き生活を!
これから作り置きをがんばりたい、という方、保存容器を買う、または入れ替えたいと計画している方へ、少しでも参考になればうれしいです。