【旅するサラダ1】和歌山県の紀州南高梅と桃の甘酸っぱいサラダ(レシピ付き!)

ライター: 西岡麻央

エッセイ・読み物

みなさまはじめまして!
野菜の料理家の西岡麻央と申します。


こちらの記事に辿り着いてくださった皆さま、ありがとうございます。
まずは簡単に自己紹介をさせてください。
私は野菜の料理家として食品メーカーへのレシピ提供や料理イベント、C Mのレシピ制作やレストランのメニュー監修などを中心に活動しています。
他には、パワーサラダ 専門店「HIGH FIVE SALAD」(早稲田・奥神楽坂の2店舗)のメニュー監修もしています。

そんな日々野菜やサラダのことを考えている私がこの度、「旅するサラダ」をテーマに連載をスタートさせていただくことになりました。

「旅するサラダ」とは、全国47都道府県それぞれの特産品を使ったサラダを、まるで旅をするように作っていく、という企画です。
毎回1つの都道府県にフォーカスをあてて、例えば北海道であればコーンやカニなど、それぞれの土地のものを使ったサラダを作っていきます。

軽やかにしなやかに、その土地土地の美味しい食材を、絶品サラダに変えてみたい!
私自身もワクワクしながらこの企画をスタートさせています。

みなさまにとってゆかりのある土地、訪れたことがある土地、お気に入りの場所はいつ登場するのか?
是非一緒にワクワクしながら毎月の記事を楽しんでいただけたら幸いです。

そして各地の美味しい食材を選んでくださるのは、私がメニュー監修をしているHIGH FIVE SALAD代表取締役の水野さん(以下サラダ社長)です。


サラダ社長「皆さんこんにちは!今回私はサラダの主役になる食材選びを担当することになりました。責任重大ですが、普段なかなか思いつかないような意外な食材も織り交ぜながら、一体どんなサラダができるのか?皆さんと一緒に見守りたいと思います!」

西岡「難しいお題は勘弁してくださいね!たしかに、自宅で作るサラダはついマンネリ化しがちだと思います。
この連載では、突然のお題(食材)でどんなサラダを作ることができるか?新しいサラダを作る上でのコツや考え方などもご紹介していていきたいと思っています。皆さんのサラダ作りのお役に立つ内容をたくさん盛り込んでいきますので、ぜひ楽しく読んでいただけたら嬉しいです!」

サラダ社長「では早速初めていきましょうか!第一回目に選んだ土地は、和歌山県!

和歌山県は、生産量No1のフルーツがたくさんあるんです。意外かもしれませんが、みかんも和歌山県が全国1位。そのほか、柿やはっさく、いちじくなども全国1位なんですよ!」

西岡「みかんは愛媛かと思っていました…!」

サラダ社長「そして今回サラダに使っていただく食材は、、」

サラダ社長「紀州南高梅!!」

西岡「おぉ、直球ですね…!」

サラダ社長「ミカンもいいかなと思ったのですが、やっぱり和歌山県と言ったらやっぱり梅でしょう。サラダに梅を使う、少しハードルが高いでしょうか?」

西岡「サラダと梅、意外と相性良いですよ〜!梅をそのままサラダに加えるというよりも、例えば鶏肉や豚肉と和えたり、じゃが芋や長芋と和えたり。梅干しを絡めた食材をサラダに乗せていくイメージが良いんじゃないかな、と思っています。」

サラダ社長「完成がとても気になります…!では早速作ってみましょう!」

西岡「はい!では、旅するサラダ第1回目のサラダをご紹介します」

紀州南高梅と桃の甘酸っぱいサラダ レシピ

食材

鶏ささみ肉…2本
桃…1/2個
ズッキーニ…1/2本
オクラ…2本
グリーンリーフ…2枚
紀州南高梅…2個
オリーブオイル…大さじ1と1/2
レモン汁…小さじ2

  1. 鍋にたっぷりのお湯を沸かしたら分量外の塩(ひとつまみ)と鶏ささみ肉を入れて20秒沸騰した状態で加熱する。蓋をして火を止めたら粗熱が取れるまで置き、余熱で火を入れる。
  1. ズッキーニは幅1cm程度の半月切り、オクラは斜め薄切りにする。
  1. 梅干しは種を除いてペースト状になるように包丁でたたく。
  1. 分量外のオリーブオイルを引いたフライパンに2を入れてきれいな焼き色がつくまで中火で炒める。
  1. 桃は皮をむいたら一口大に切ってボウルに入れてレモン汁を馴染ませる。
  1. 1のささみを食べやすい大きさに手でさいたら、3の梅干しの半量を馴染ませる。
  1. 皿に食べやすい大きさにちぎったグリーンリーフを盛り、4を乗せ、レモン汁をボウルに残すようにして桃をサラダに乗せる。
  2. 残ったレモン汁に、梅干しペーストの半量とオリーブオイルを加えたらしっかりと混ぜて、7に回しかける。

レシピのポイント
・紀州南高梅は今回しそ漬けを使用しましたが、はちみつ梅を使うと甘味が強くなります。
・酸味が得意でない方ははちみつ梅がおすすめです!
・桃は変色しやすいのでレモン汁に潜らせています。
・そして桃の香りがほのかに移ったレモン汁をドレッシングに活用することで、フルーティーなドレッシングに仕上がるのです!

西岡「完成しました〜!!」

サラダ社長「梅干しの赤と桃のピンク色がサラダの中にちらほら見えて可愛いですね!ボリュームもあって美味しそう!」

西岡「梅の酸味に桃のフルーティーな甘味を加えた「絶妙な甘酸っぱさ」にこだわって作ってみました。フレッシュな桃は鮮度を保つのが難しいので、お店での提供はハードルが高いんです。今回は自宅で作るからこそ実現できる1品になったと思います。」

サラダ社長「では、早速いただきます!」

紀州南高梅と桃の甘酸っぱいサラダ 試食

サラダ社長「確かに…!梅の酸味と桃の甘味のバランスが最高です!美味しい!」

西岡「和歌山の梅の魅力を存分に感じていただけるサラダに仕上がったかなと思います。

あ〜ひと安心…!笑」

最後に

旅するサラダを最後まで読んでくださってありがとうございました!
その土地、その土地の特産品を使って、旅をするようにサラダを作っていくこの企画。
これから連載で、様々な土地をテーマにしていきます。
皆さんのお馴染みの土地はいつ登場するでしょうか?
今後とも一緒に旅を続けていただけたら嬉しいです!

HIGH FIVE  SALADではこのような形で、限定のサラダをパワーサラダを店舗で提供しています。


今回紹介したサラダとは異なりますが、こちらも西岡さんに協力頂き完成した自信作です!
また全国のご家庭に配送できるパワーサラダのミールキットも今月は和歌山の食材でご用意しています。

ミールキットはインターネットから購入することができます。

自宅で作ったり、お店のサラダを活用したり、その時々にあったスタイルで日常の中にサラダを楽しく取り入れてみてください。

それではまた次回、どこかの土地でお会いしましょう!

Writer Profile

西岡麻央

大学卒業後、航空会社で客室乗務員として4年間勤務。不規則な生活リズムと食生活を解消するため休日に通いつめた料理教室で、食べ物が心と身体に与える影響力を実感し、料理の世界に身を置く大きなきっかけとなる。退社後は料理研究家の井上絵美に師事し、エコールエミーズ・プロフェッショナルコースにてディプロマを取得。現在はCM、広告、雑誌、Webなどで野菜を使ったレシピの提案を中心に活動している。
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